2016年9月10日土曜日

9/9/16 【あなたは共感疲労している?】

 9月第2週に入ってから急に秋の佇まいになってきた西カナダです。
今朝は車のリアーウィンドーが寒さで白く曇っていました。
 
ワークショップの講師のMicheal Douglas先生と。

今日は『共感疲労、二次的トラウマ、燃え尽き症候群とセルフ・ケア』の
ワークショップに参加して修了証を頂きました。


心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。


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共感疲労:Compassion Fatigueは、どんなものなのでしょうか?

難しい経験をしていたり、苦悩の中にいる他者を
援助していること、または援助したいという思い
からくるストレス。

他者が経験している難しい経験(トラウマ
となるような経験)について知ることによって
おこる行動的・感情的な反応。

感情労働が激しい対人援助職に就いている人だけでなく、 
教育関係者、介護をしている人も対象になりえるこの症状。

では、これはどんな症状に現れるのでしょうか?

簡易診断は以下の項目をチェックします。

身体的:

疲労困憊感、
不眠、
病気に罹りやすい、
頭痛、胃痛などの慢性症状、

行動的:

アルコールや薬物の使用量増加、
怒りやイライラ、
仕事や学校を頻繁に欠席、
他者への許容範囲の狭窄、

心理的:
 
感情面での
疲労困憊感、

抑うつ感、
他者共感の欠如、 
批判的、
不安感や非理論的な恐れ、
希望の喪失、
仕事の喜びの欠如

いかがでしょうか?

幾つか当てはまったら、共感疲労の気があるのかも・・・

 
今日のワークショップでは、ペアやグループ討議が多く、
居眠りしている間がない(笑)ほど、活気に満ちていました。

 
今日の 『共感疲労、二次的トラウマ、燃え尽き症候群とセルフ・ケア』の
ワークショップは共感疲労がメイン・テーマ。


そして、 二次的トラウマ、燃え尽き症候群にもふれて、
どのようにこれらの状態を回避していくかを学びました。
 
スライドだけでなく、自身の体験や文献の要約を盛り込んだ
充実した内容のワークショップでした。

私は日本でも医療関係、教育関係の機関で、
共感疲労をテーマとした講座をアート・セラピーを用いて開催しています。

今日、学んだ内容を取り入れて、来年の日本での講座を
企画していきますので、お楽しみに!














 

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