2016年9月21日水曜日

9/20/16 【不安になった時どうする?】

先日、見事な十五夜を眺め、秋の訪れを実感しました。
もうすぐ秋分を迎えると、日が短くなっていきますね。



プレゼンテーターのBC大学講師Lynn Miller先生とともに

『不安と苦悩:児童と十代の不安症への関わり』
講座を受講しました!

心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。


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Lynn先生の今年の4月の不安に関する1日講座の内容はこちら→

http://kokoronoartwork.blogspot.ca/2016/04/42216.html


日本では心配性と呼ばれることもある『不安症』

10~12歳で発症することもあり、
カナダの統計では、13に1人の割合の
生徒に不安症が見られている。

不安症を持つ小学3年生が
中学2年生になった時の

生活態度や成績を予測できるとのこと。

つまり、小学3年生時に学業成績不振で他者関係を築きにくい



中学2年生時には、当時と同じくらい、または悪化している。
 
スライドを見ながら機関銃トークのLynn先生の話を聴く

この『不安症』があると

学校へ行けない


いじめにあいやすい

同年代の友達がいない

学校での学業や生活態度の評価が低い

重大な問題になりかねないのです。

では、どのように対処していくか?

 

最初に大人が受け入れ、許し、
そして、共感する態度を取ること。


「あなたならできるわね」
お子さんが何とかできることに誇りを持つ。


不安感はお子さんを傷つけない
(ただ、その時に不快なだけ)


お子さんがよりよく対処できるように
少しずつ期待のハードルを上げていく。


90分間のプレゼンの間に幾つか質問が投げかけられたり、
もっと深く知りたいという意見が上がっていました。

オーストラリアの児童対象の不安に対するプログラムを
Lynn先生がカナダ向けにアレンジしたものがこちら。

このFRIENDSプログラムはカナダBC州の公立校で施行されています。

http://www2.gov.bc.ca/assets/gov/health/managing-your-health/mental-health-substance-use/child-teen-mental-health/bc_friends_at_school.pdf

 
北米人にしては小柄だけど、
身振り手振りしながら情熱的に講演するLynn先生。


講演後に寄せられた参加者の質問にも
懇切丁寧に答える姿に共感しました。

私もLynn先生のような講演者を目指します!


 

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