2014年1月7日火曜日

1/7/14 【新年早々クリスマスねた…】

日本では1月7日に七草粥を頂いて年頭に無病息災を願います。
カナダにはそのような風習はありませんが、冬休みが明け、今年は、本日:1月7日から学校が始まりました。

私がアート・セラピーの仕事をしている代替教育プログラムには、問題行動があり一般学級が適さないとみなされたお子さんが入ってきます。

担任と補助教師の2名の指導によるこのクラスは、小1~小5、小6~高1までの2クラスに分かれており、定員は各クラス10名。
大人二人で指導しても手に余る生徒がたくさんいます。

さまざまな発達障がい、学習障がい、行動障がい、愛着障がい、また、これらの集合が重なり合ったケースもあります。
この学級の生徒の80%以上が男児なのはなぜかと理由を訊いたところ、男児の方が行動化する問題を持っていることが多いこと。女児は不安症、うつ、摂食障害などがあっても学校生活でそれらが発覚しにくい。 
また、問題行動のある女子は10代に入ると年上の男性と異性交際が始まり、家出して学校を辞めるケースもあるからだそうです。   
私が担当しる生徒のほとんどは機能不全家族のお子さんで、養育者(両親のみならず、親御さんがお子さんを養育していない場合もあり、その場合は祖父母や里親)との愛着に問題がある生徒が多いのです。

最初の大人である養育者との関係に躓いているので、生徒たちは、大人を信頼できない、大人を操作しようとする、大人へネガティブなイメージが強いなど、健康的な信頼関係を築きにくい状態。
私はそんな彼らの大人との体験を塗り替えるようなアート・セラピーのセッションを目指しています。
  
今更ですが、 昨年のクリスマスねたを綴っておきます。

毎年、クリスマス、イースター、学校の行事などにはお菓子を手作りして学校へ持っていって生徒や先生、学校関係者とシェアしています。

生徒たちの中には、食事すら手作りしない養育者の元で育っているので、パッケージに入っていないお菓子を見るのが初めてというケースもありました。

数十のお菓子を手作りするので、一人1個の配給(笑)となりますが、それでも幼い生徒は喜んで、十代の生徒は恥ずかしいのか、ふざけながら私の作ったお菓子を手に取り頬張ります。
今年は型抜きクッキー!☆、キャンディーケイン(杖)、三ツ輪の3種類を作り、表面にアイシングを塗りました。
 そこにデコレーションを施しました
キャンディーケインはココアペーストを塗り、ココナッツやデコレーションを。
これは三つの輪の形だったので、三種のデコをしてみました。
一人ずつ自分で選んだクッキーを取り、それからクラスでクリスマスの写真を撮りました。
 小2~小5の生徒たち
撮影まで我慢できずにクッキーを食べている生徒(小2~小4)も。
このクラスは変顔撮影でした。
中1~高1の生徒たちのクラス。
同年齢だと女子の方が圧倒的に大人っぽいです。
こちらのクラス:中2~高1は、私に寄せ書きのクリスマス・カードとチョコレートを贈ってくれました。

北米では9月~6月が一学年度。
このプログラムには学期に関係なく生徒が入ってきますが、何らかの事情で途中で突然いなくなることが多い現状です。

そこで、その時に在籍していた生徒が誰だったか覚えていたいので、なるべく行事毎に写真を撮っています。カナダの先生はあまり写真をまめに撮らないようで、日本人的に写真をまめに撮る私は重宝がられています。





 

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