2013年9月13日金曜日

6/5/13 11. 『人生を決定していく力をつけよう!』 岩手県奥州市水沢地区センター

遅ればせながら、2013年5~7月に行われた日本でのアート・セラピーの活動を綴っていきます

11. 6/5(水)『人生を決定していく力をつけよう!』18:00-21:00 
会場:岩手県奥州市水沢地区センター
前回と同じ場所ですが、違うアングルで撮ってみました。 

岩手テーマ2:人生を決定していく力をつけよう!
現代の日本では多くの人が、自己の存在の意味・目的意識を持つことができておらず、“心のむなしさや不安感”といった漠然とした気分を抱いています。そんな時、人には耐え難い苦痛が生じるのです。

そんな状態でいたら、「自分の出す答え・決断に自信が持てない」のは当たり前です。人が決断できない理由は、決断したことに責任をとれないか、責任をとるつもりがないからだとしたら、心理的な「自己責任」とはどんなことなのかを学んでみる価値がありますね。

ある選択をする時には、何が正解なのかは誰にも分かりません。そのような状態で何をを選んだとしても、それを選んだのは自分なのだと認めることが「自己責任」なのです。

このワークショップでは、心理学的な面から自分の責任を取っていくことによって初めて自由が得られることをクリエイティブな方法で体験して、人生を決定していく力をつけていきます。

前回のワークショップは『自分を受け入れて自尊感情を上げよう』でした。アート作りやプリントを用いて気づきを得た成果が、今回のワークショップに表われるでしょうか?
幾つかの図形を提示して、自分がどれに一番魅かれるか、また、その図形を基にイメージを描いてみるエクササイズ。ある図形のイメージをグループ制作中
ある図形を選んだ少数派。お一人様でも大丈夫!
一番数が多かったグループの発表。多勢でも、まとまりがあるイメージに仕上がっていました。
 「私は二つの図形を組みあわせたイメージが出来上がりました。」
ユニークさが際立ちます。
「膝の上に載せた息子と共作です!」
二人で描いたイメージは何に見えるかな。

自己責任で人生を選択していくって、どういうことなんだろう?
選択の自由には責任と抱き合わせなの?
いいところ取りはできないってこと?

ものごとを決定するには、直観が必要なことも。

直感っていったい何なのか?
それは鍛えられるものなの?

学びを通してさまざまな考えや気持ちをアート作りと共にプロセスしていきました。

最後のアート・エクササイズは、
「自己責任を持って生きていったら、どんなふうになる?」
いろいろなマテリアルを用いてのグループ画作成。気合いが入ります。
リボンを用いて立体感を出してみたり、工夫しています。

今回のワークショップ参加者の声は…

「人に相談してその通りにしてうまくいかなかったら、その人のせいにしたこともありました。例え上手くいったとしても、自分の決断ではないと、自信が持てないのです。自己責任を持つって重いけど、その分、自分を受け入れて、自分と責任を共有していく感じがします」

「おっかなびっくりで作り始めた「自己責任を持って生きるイメージ」みんなで話し合いながら、でも、手も動かしながら、こんなに華々しいイメージができました。このエクササイズは自己責任:選択、実行の練習にもなったし、達成したテーマが目に見えるのも嬉しいです。」
 こんなイメージ画ができあがりました!
1枚目、真面目顔。2枚目、ふざけ顔で撮った写真。笑顔が溢れている2枚目をアップします。

皆さんのアートワークを拝見していると、関連のあるテーマでの二回シリーズのワークショップの成果が感じられました。

来年もこの地を訪れて、皆さんと共に学び、アート作り、気づきの体験を共有したいです。

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